3.6秒メトロノームを用いたインターバル走の効果
2021/06/18
3.6秒メトロノームを用いたインターバル走の効果
新しいコンディショニング
3.6秒メトロノーム?
インターバル走で3.6秒?
聞いたことがないという人が大部分だと思います。
これは、フランスのパリサンジェルマンやマルセイユ、レンヌといった強豪サッカークラブのフィジカルコーチを歴任したG.Gason氏が開発した主としてリハビリテーションのためのペースコントロールシステムです。
ランニングそれ自体が禁忌であった選手が走り始める時、最初は様子を見ながらゆったりとしたジョギングから始め、速度は特に気にすることはないでしょう。
しかし、ある程度走れるようになった段階で、持久的能力を正確に評価しながら着実に向上させ、受傷前のレベルに効率よく復帰させるためには、持久走のトレーニングにおける正確なペースコントロールが不可欠となります。
しかし、SportBeeper PROのインターバルトレーニングや間欠性テストを行おうとしても、以前のペース感覚を失っており、持久力も低下している選手にとって、20mや25mといったマーカー間の距離でペースをコントロールすることは容易ではありません。その結果、間に合わなかったり、早すぎたり、フライングをして帳尻を合わせたりといったことが生じます。そうした不都合を解消するのが、3.6秒メトロノームです。
実は、時速何キロという数字と3.6秒で進む距離(メートル)は全く同じ数字になるという面白い関係があります。例えば時速10kmで走ると、3.6秒で進む距離は10m、時速15kmなら15m、時速18.5kmなら18.5m、そして時速21kmなら21mという具合です。時速を3600秒で割って秒速を出し、それに3.6秒をかけるとこの数字になります。
ですから、まず今日は時速10kmから始めようという日には、10m間隔でマーカを並べ、SportBeeper PROをスタートさせます。すると3.6秒ごとにビープ音が鳴りますから、それに合わせて10mのマーカーを通過していくだけです。次の週から時速12kmにスピードアップするなら12m間隔でマーカーを並べればいいのです。
SportBeeper PROには、ランニング時間と時速を選べば、トータル距離と必要なマーカー数が表示されますので、メジャーとマーカーを持ってすぐにトレーニングコースが作れます。
リハビリテーション、リコンディショニングのため効率的、安全、そして効果的なランニングプログラムの実施に、ぜひSportBeeper PROをお試しください。