各種VBTデバイスの紹介
2022/03/04
VBTデバイス紹介 2022年3月
ここでは、S&C取扱いのVBTデバイス5種の特徴をご紹介致します。
機器の詳細に関しましては、各機器紹介ページリンクをクリックしてください。
ご自身のトレーニング指導のスタイル、目的に合った機器を選んでいただくことができれば、VBT指導をより効率的に実践することができます。
・OUTPUT:マルチ計測デバイス
・VITRUVE:スペイン LPT式
・Enode:超小型VBTデバイス
・GymAwareRS:オーストラリア 高精度LPT式
・FLEX:オーストラリア レーザーセンサー
OUTPUT
VBT以外にも活用可能なマルチ計測デバイス
わずか21gのセンサー1台で、VBT、ジャンプ、バランス、可動域、メディシンボール、スタビリティー、ノルディックハム、筋持久力等々、180種目のデータを取得!
Outputは、アイルランド国立大学ダブリン校において、2013年に開始された、理学療法士、スポーツサイエンティスト、エンジニア、そしてデータサイエンティストによる学際的研究をその土台として開発されたシステムです。
ケガのリスクを減らし、競技レベルを向上させるために、エリートレベルで培われてきたスポーツサイエンスの手法をより効率良く、客観的に、かつシンプルでポータブルなものとして広くスポーツ現場に応用することがOutputのミッションです。
1台のOutputセンサーは、1台のスマホやタブレットで操作しますが、1つのアカウントで何台でも複数のスマホやタブレットと同時に接続することが可能なので、別々のスマホやタブレットと接続した複数のセンサーで取得されたデータは直ちに1つのアカウントに登録されたアスリートのデータとして統合されます。
Output Appを使用するには、アスリートの人数に対応したHubの年間サブスクリプション(有料)が必要です。
VITRUVE
コストパフォーマンス抜群LPT
スペイン発のVITRUVEはトップレベルのVBT関連研究をベースに作られた、リニアエンコーダー式 VBT実践デバイスです。
バーベルトレーニングを中心としたVBTの導入を検討されている方には最もオススメのデバイスです。
・Load-Velocity Profile作成による推定1RM計測
・平均速度・平均推進速度・ピーク速度から選択可
・トレーニング目的に応じた速度範囲を提示
・速度、パワー、可動域ROM、疲労(速度低下率)の4項目を同時に表示
・エキセントリック局面のリアルタイムフィードバック
・個人使用アプリは無料取得可(チームシステムは有料)
・iOSデバイスとのBluetooth・Wi-Fi接続
・iOSアプリと接続せず本体のみで完結する簡易フィードバック機能
・アプリ完全日本語対応!
など、さまざまな独自機能であなたのトレーニングの効果を最大限に高めます。
加速度計デバイスと比較して高精度なケーブル式(リニアエンコーダー, LPT)を採用し、バーベル挙上速度を確実に検知します。また、バーベルにケーブルを装着するマグネットローラーホックは付け外しが簡単にも関わらず激しい動きにも対応し、VBT実践中のストレスを大幅に削減してくれます。
シンプルながら洗練されたアプリでVBTをストレスなく実践することができます。
【ユーザーズボイス】
・ROM(動作範囲)がリアルタイムで見られるため、選手にスクワットの深さを意識させやすい。(高校野球指導者)
・操作性がシンプルで、日本語対応しているため選手が自分で操作できている。(社会人野球指導者)
・過去にフィットロダインを使っていたため、移行しやすかった。価格が安いのに高機能で驚いた。(大学教員)
Enode
多機能IMUセンサー
Enodeはドイツで開発されたVBT実践デバイスです。加速度計ジャイロスコープを搭載したデバイスの中では高い精度を誇り、速度やパワーなどの項目以外に、「3Dバーパス」や「位置-速度カーブ」などのテクニック面でのフィードバック機能も備えています。
これまで速度のみでVBTを実施して、さらに踏み込んだ分析を行いたい方や、パーソナルトレーナーなど個人のクライアントを徹底的に分析したい方にオススメです!
・AIによるトレーニング目的に応じた負荷や回数の指示
・平均速度、ピーク速度、平均パワー、ピークパワー、レップ数、レップ間レストの表示と音声フィードバック
・力の立ち上がり率=RFDをリアルタイムフィードバック
・3Dバーパス表示、位置-速度カーブの表示 + 動画と同期可能
・エキセントリック局面の速度表示
・リスト/アンクルバンドでダンベル種目やプルアップ(懸垂)に対応
・個人使用アプリは無料取得可(チーム用クラウドは有料)
・iOSデバイスとのBluetooth接続
VITRUVEなどの同価格帯VBTデバイスに比べ、より細かな情報を取得することができます。カメラ映像と速度カーブを同期させることで、テクニック面の質的な評価にも役立ちます。
Enodeの詳細はこちらから
【ユーザーズボイス】
・持ち運びが便利で遠征先にも持っていける(大学教員)
・セットのスタートを自動で感知してくれるのが楽(一般 トレーニー)
GymAwareRS
ゴールドスタンダードLPT
GymAwareRSはオーストラリアで開発された超高精度LPTです。VBTデバイスの中では最も高精度なもののひとつで、このGymAwareを基準に精度検証などが行われます。
2022年1月に新モデルRSとなり、ケーブルやバッテリーの性能が大幅に向上しました。
GymAwareは0.3mmのケーブルの動きを検知し、特殊な変動サンプリング形式によるデータ取得によって極めて正確なデータをアウトプットできます。
また、アプリのインターフェイスが近未来的で選手のモチベーションを高めます。
オートスタート機能やクラスターセットタイマー、複数種類のターゲット設定機能など、VBTを快適に実施する機能があり、トレーニング指導者の細かなニーズに応えます。
速度、パワー、動作範囲などの基礎的なデータをアプリで表示できる他、有料のGymCloudによってRFDやエキセントリック局面のデータなど詳細な分析が可能です。
【ユーザーズボイス】
・精度が高いため、研究に欠かせない(大学教員)
・他国の代表チームも使用しており信頼性が高い(代表チーム関係者)
・Cloudのリーダーボード機能で選手同士が競える(代表チーム競技コーチ)
FLEX
レーザーセンサーVBTデバイス
FLEXは50mm径バーベルシャフトで使用するレーザーセンサーです。
専用の反射マットを床に敷き、その上でFLEXを使用します。レーザーの反射によって床との距離を正確に検知し、距離の変化と要した時間から速度を算出します。
バーベルの上下前後の軌道表示によってリフティングのテクニックを評価することも可能です。
バーベルの挙上を検知して自動で測定が開始される機能や、良く行うトレーニングルーティーンを「ワークアウト」として保存するなど、トレーニングをスムーズに進める機能が満載です。
また、基本的には個人利用のアプリケーションですが、「バディモード」を使用することで3人までアスリートをアプリ上で切り替えてトレーニングを実践することができます。
GymAwareの操作アプリでも使用することができるため、GymAware+GymCloud導入チームが、デバイスを増やす場合に追加でご購入頂くことも可能です。
【ユーザーズボイス】
・見た目がカッコよく、特別なトレーニングをしている感じがする(一般トレーニー)