VBTの重要性の再確認:SPORTECブース展示を終えて

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VBTの重要性の再確認:SPORTECブース展示を終えて

2021/12/03

SPORTECを終えて

VBTの重要性の再確認

121日〜3日までの3日間、国内最大のスポーツ産業の祭典、SPORTECに企業ブースを出展いたしました。

多くの来場者にブースへ足をお運びいただき、展示機器も非常にご好評をいただきました。

 

特にVBTバーベルの挙上速度をもとに負荷を調整するトレーニング法)関連の機器が好評で、中でも数年前まではあまりお声がけ頂くことが少なかった「パワーリフター(ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの挙上重量を競う競技)の方が多くブースへ来られました。

パワーリフターの方のほとんどが「挙上速度の計測は必要」「海外のトップ選手はほとんど皆使っている」「主観では微妙なコントロールは不可能」ということをおっしゃられ、VBTの話をする中で「潰れるまで追い込むことのデメリットが大き過ぎるという意見を口にされていました。

 

これは弊社スタッフとしても少し意外だという印象でした。

スピードやパワーが重要な球技系選手や陸上競技選手、ウエイトリフター(クリーンやスナッチなどのクイックリフト競技者)の方には挙上速度の重要性を理解されやすい印象で、パワーリフターの方は競技特性として「速度はどうあれ、上がれば勝ち」というものなので、これまではVBTが浸透しにくいのかなと思っていました。

 

しかし今回、スクワットで250kg以上やベンチプレスで200kg以上挙げる方々のご自身の口から、セット中に潰れる事によるリスクや、疲労の回避の重要性、追い込むことのメリットの少なさなどからVBTの重要性について直接お話を伺うことができ、改めて弊社もVBTを拡める使命を認識致しました。

 

無理して行うその1レップより、しっかりと取り組める次のセットの方が得るものが大きいという発想です。

 

パワーリフティングは最大挙上重量で勝負する競技ですので、その1kg記録を伸ばすためにかなりの高重量、多量のトレーニングを行なっていることはもちろんですが、その競技者が「潰れるまで追い込まない」と言われているので、他のパワー系・スピード系の競技者は、なおのこと追い込むことのデメリットをより大きく受けてしまうと考えられます。

 

「潰れるまで追い込む」というこれまでの美徳を振り切り、「1ップに全神経を集中させ、しっかりとコントロールされた爆発的筋力発揮で高重量でもできる限り高速で挙上し、速度が低下したらセットを勇気を持って中断し、次のセットも全力で取り組むという新しいストイックさを持ったリフターが既に世界中にいるというこの事実は、どの競技の選手にとってもトレーニングの大きなヒントになるのではないかと思います。

 

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